会長挨拶

ほんごう会の皆様へ

富山高専本郷キャンパス同窓会会長
長浜 啓一

ほんごう会員の皆様には、ご健勝のことと存じ上げます。
私が前石山会長の後任としてほんごう会の会長を拝命してから2年目に入ります。この間、コロナ禍においてほんごう会の活動を自粛せざる負えない状況が続いており、令和3年度もほんごう会総会を中止させて頂きましたこと、皆様にお詫び申し上げます。

ほんごう会も旧高専制度にして53回生が令和3年度に卒業し約7,000名以上の方がほんごう会員になっています。また、本年度は14回生の方々が定年を迎える年代となりました。富山高専も歴史を感じる学校となってきました。高専は他の学校(高校、大学)とは違い、5年間の一貫教育により、15歳から20歳までの多感な年代を勉学、部活、あるいは寮生活と過ごすことが出来ました。部活、寮生活においては、他の学科生とあるいは先輩、後輩の立場で交流を深める事ができ、5年間の高専生活はお互いの絆を深める事が出来たと思います。年代を重ねるとともに、5年間を共に過ごしたクラスメート、あるいは共に部活で汗を流した仲間との思いは強く、高専卒業生だと分かれば、わだかまりなく話を進めることが出来るのではないでしょうか。

現在、富山高専の同窓会は昨年の会報でお知らせしましたが、富山高専同窓会(統合後学生による同窓会)、ほんごう会、北斗会の3つの同窓会が共存する形となっております。他の高専とは違った体制になっていますが、この3つの同窓会を今後どのような形態にしていくのかを学校、同窓会同志と協議を行っているところになります。

歴史を重ねる高専ですが、他の高専卒業生を含め多くの卒業生が全国各企業にて活躍されております。そのようななか、東京高専が主体となり高専卒業生のキャリア調査として全国の高専卒業生の方々から無作為に15,000人の方々を抽出して、アンケート依頼が行われました(令和3年11月24日~12月13日)。この調査は、高専での学習経験と卒業後のキャリアとの関係を把握することで、高専教育が果たしてきた役割を解明するとともに、今後のエンジニア教育全般を研究するための基礎データの収集を目的としたものです。今後の高専制度の在り方について、貴重なご意見になると考えます。ほんごう会員でもアンケート依頼が届いた方がおられたと思います。ご協力頂きました方々には感謝申し上げます。

ほんごう会が高専同窓会、北斗会とともに富山高専を支え、会員の方々の情報交換の場として活躍できます様皆様のご支援、ご指導をお願い致します。